ディーラー養成学校期待 カジノ法成立から一夜、体験入学会「満員御礼」
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2018/07/22/kiji/20180721s00042000465000c.html

カジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備法が成立してから一夜明けた21日、
カジノのディーラー養成学校への問い合わせが相次いだ。
体験入学会は応募人数が定員を上回る人気ぶり。期待感が表れる一方、
与党が今国会での同法成立にこだわったことで詳細な議論は置き去り。
ディーラーの仕事では就労年齢やライセンス制度など、議論の余地を数多く残している。

ディーラーを養成する「日本カジノスクール」はこの日、22日に大阪校で予定している
体験入学会を「満員御礼」とした。大岩根成悦(まさよし)校長(48)は
「7月から入校した生徒も増えており、若い人にはこれから人気が出てくる職業になる」と期待した。
カリキュラムはコースによって3カ月、半年、1年と受講期間が異なり、
東京校ではこれまで約700人が卒業している。

カジノを含むIR施設は全国の最大3カ所で整備され、2024年頃にも開業する見通し。
ディーラーの人数はカジノ1カ所につき約2000人と言われ、3カ所なら約6000人が
必要な計算になる。開業時にディーラーが不足するのではという懸念について、
大岩根氏は「若者だけでなく中高年からでも始められる技能職。
誘致が決まった自治体と相談しながら、スクールを増やして人材を供給したい」としている。