夜の繁華街をうろついて通行人らを威圧したとして、福岡県警は19日、県迷惑行為防止条例違反(粗暴行為)の疑いで、特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)系組長、山本和義容疑者(70)=同市小倉北区泉台=ら7人を逮捕した。
平成26年から同会の壊滅作戦が進んでおり、県警は弱体化のイメージを拭い去る意図があったとみて調べる。

逮捕容疑は6月16日夜、小倉北区や八幡西区の繁華街を黒色系のスーツ姿でうろつき暴力団の威力を示したとしている。パトロール中の警察官が見つけた。

市内の繁華街では15年8月に工藤会系組員が手りゅう弾を高級クラブへ投げ込み11人が重軽傷を負ったり、暴力団員立ち入り禁止の標章を掲げた店の関係者が襲撃されたりする事件が発生。
県警は特別対策隊を発足し警戒に当たるほか、26年9月には同会トップを逮捕するなど壊滅作戦に着手。
組員数はピーク時の約730人から約360人(昨年末時点)に減少していた。

http://www.sankei.com/west/news/180719/wst1807190084-n1.html