大手出版社の集英社は、今回の記録的な豪雨の被災地で、出版している漫画雑誌の配送が遅れたり届かなかったりしていることから、
インターネット上でこの雑誌の無料公開を始めました。
無料で公開されたのは、先週発売された人気漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」の32号です。

集英社によりますと、17日からインターネット上で公開していて、公式サイトからパソコンやスマートフォンなどで閲覧できます。
連載中の「ONEPIECE」をはじめ、「ハイキュー!!」や「銀魂」などのおよそ20の作品について、今月末まで読むことができます。

被災地の一部の地域で、この雑誌の配送が遅れたり届かなかったりしていることなどから、無料で公開することを決めたということです。

同様の取り組みは、東日本大震災のときも行ったということで、集英社は「1人でも多くの皆様に作品をお届けできればと思っております。
このたび被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます」としています。

今回の豪雨では、大手出版社の小学館も小学生向けの漫画雑誌「月刊コロコロコミック7月号」について、インターネット上での無料公開を行っています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180717/k10011537171000.html