大雨 全国唯一の特殊車両「レッドサラマンダー」現地に

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大雨による被害が出ている中国地方で救助活動にあたるため愛知県内の消防が緊急消防援助隊を結成し、7日未明、全国で唯一の特殊車両である「レッドサラマンダー」などが現地に向けて出発しました。

この緊急消防援助隊は総務省消防庁の要請を受けて結成されたもので、名古屋市や愛知県岡崎市などの消防隊員や救急隊員などおよそ140人が参加します。

7日午前2時前に愛知県一宮市で出発式が行われ、名古屋市消防局の小出豊明消防部長が「これまでに経験したことのない災害に立ち向かうことになる。被災された方の目線に立って活躍してほしい」と指示しました。

派遣される車両には国内で唯一、総務省消防庁から岡崎市の消防本部に配備され、去年7月の九州北部豪雨の際にも現地で活躍した特殊車両、「レッドサラマンダー」も含まれていて、
通常の消防車では立ち入ることができないぬかるんだ場所や孤立した災害現場で、消防隊員や物資を送り込んだりけが人を搬送したりすることが期待されるということです。

緊急消防援助隊は当初、広島県内の災害現場に向かう予定でしたが、岡山県倉敷市でも甚大な被害が出たことを受け、急きょ、倉敷市内で救助や救援の活動にあたることになりました。

警察の広域緊急援助隊も現地へ
警察庁は警備局長をトップとする災害警備本部を設置し現地の警察と連絡を取るなどして被害情報を収集しています。

また、警察庁の要請に基づき警視庁のほか神奈川、千葉、新潟の各県警から広域緊急援助隊が広島県などの被災地に向けて出発したということです。到着しだい、救助活動にあたるということです。

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