28日午後、沖縄県の硫黄鳥島沖の日本の排他的経済水域で、中国の海洋調査船が調査と見られる活動を行っているのが確認され、海上保安本部は「同意のない調査活動は認められない」として中止するよう求めています。

第11管区海上保安本部によりますと、28日午後0時半ごろ、沖縄県の硫黄鳥島の西、およそ132キロの日本の排他的経済水域で、中国の海洋調査船「科学」が船体の側部からワイヤーのようなものを海中に延ばしているのを海上保安本部の航空機が確認しました。

海上保安本部は、この船が何らかの調査活動を行っていると見て「日本の排他的経済水域で同意のない調査活動は認められない」と活動の中止を求めましたが、応答はなかったということで、警告と監視を続けています。

ことし、中国の調査船が日本の排他的経済水域で調査と見られる活動が確認されたのは4月以来、2回目です。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180628/k10011499531000.html