キリスト教(特にカトリック教会)で行われる幼児洗礼。洗礼を受けずに亡くなった子どもは救済されることなく、辺獄に落ちると言われているため、クリスチャンの父母にとってみれば子どもの幸福のために必須の儀式だ。

 そんな幼児洗礼の動画が今月20日にYouTubeに投稿され、物議を醸している。この動画はフランスの教会で撮影されたもので、タイトルは「神父が幼児を叩く」。

 動画を見てみると、神父らしき人物が赤ちゃんに向かって話しかけている様子がうかがえる。しかし、当の赤ちゃんの方は恐い顔をした神父に驚いたのか、大声で泣きだしてしまった。赤ちゃんは泣くのが仕事だ。経験豊かな神父にとってみれば慣れたものだろう。

 だが、驚いたことに、この神父は赤ちゃんをあやすどころか、頬をぐっと掴み、睨みつけると、あろうことか赤ちゃんの左頬を力強く叩いたのだ! 当然赤ちゃんはさらに大きな声で泣き叫ぶが、この神父も負けじと大声で怒鳴りつける。

 赤ちゃんを叩いた瞬間、後ろに控えていた父親と思しき人物の表情が一変。神父もまずいと思ったのか、今度は赤ちゃんを抱き寄せ頬ずりするが、怒り心頭の父親が赤ちゃんを神父から引き離してしまう。

「右の頬を打たれたら、左の頬も差し出しなさい」と聖書に書かれているが、この神父は赤ん坊に一体何を求めていたのだろうか。動画を見る限り、ただ怒りに任せて叩いただけの幼児虐待以外の何ものでもない。父親がこの神父の横っ面を引っ叩き、神父がもう片方の頬を差し出したならば面白かったが。


動画
https://youtu.be/7xNRz_neEJ8