危険運転の受刑者、免許持ち出所か

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180627-00000033-jnn-soci

「なくせ!危険運転」。独自取材で浮かび上がった問題です。悪質・重大な交通事故を起こし危険運転致傷罪で実刑判決を受けた受刑者が、取り消されるはずの運転免許証を持ったまま出所していた疑いがあることがJNNの取材で分かりました。

 危険運転致死傷罪は、1999年に東名高速で飲酒運転のトラックにより幼い姉妹が死亡した事故をきっかけに作られたものです。
飲酒や信号無視など悪質・重大な死傷事故に適用され、最大20年の懲役を科すことができます。
運転免許も取り消しとなり、免許の再取得ができない欠格期間は5年から8年にのぼります。

 ところが、危険運転致傷罪で実刑が確定し、服役していた受刑者が取り消されるはずの運転免許証を持ったまま出所していた疑いがあることが、関係者への取材でわかりました。
出所していたのは2013年から2015年の間に刑が確定し、長野刑務所、松本少年刑務所、福岡刑務所に服役していた3人です。

 警察が行うはずの免許取消しの手続きが行われていなかった可能性があり、警察庁は「現在、法務省に事実関係を確認している」としています。(27日10:16)