前回大会準優勝のアルゼンチンが、まさに“絶体絶命”だ。
ロシア・ワールドカップは26日にグループDの最終節が行われ、アルゼンチンはナイジェリアと対戦する。
アルゼンチンにとっては、勝利が絶対条件の決戦となる。
優勝候補に数えられながらも、ここまで2試合で獲得した勝ち点はわずか「1」。
初出場のアイスランドには1ポイントしか獲れず、クロアチアには内容でも圧倒されて0−3と完敗を喫した。
ナイジェリア戦では、敗れれば敗退が決定。引き分けの場合でもアイスランドがクロアチアに勝利すれば、
大会から姿を消す事になる。
さらに、チームの内紛も伝えられている。クロアチアに敗れた後、選手たちがホルヘ・サンパオリ監督に反発。
ひとまず今大会の指揮は決まったようだが、選手は監督の言うことをこれ以上聞かないと宣言したとの情報もあり、
報道が事実ならばすでにチームは空中分解してしまっている。
この状況下で、最も必要なのは結果だろう。もちろん突破のために勝利が必要だが、
嫌な雰囲気を脱するには白星しかない。また、ここまで不発に終わっているFWリオネル・メッシに
ゴールが生まれれば、決勝トーナメントに弾みとなる。やはりエースにかかる期待は大きい。
しかし、ナイジェリアも必死だ。前節アイスランドに勝利し、勝ち点「3」で2位に躍り出た。
アルゼンチンに勝てば文句なし。引き分けでも、アイスランドがクロアチアに引き分け以下で終われば、
2大会連続のグループ突破が決定する。
ナイジェリアの武器は、スピードをいかしたカウンター。アイスランド戦も、
速攻から好調FWアーメド・ムサが2ゴールを奪っている。アルゼンチンが前に出てくることが予想されるため、
得点のチャンスは多くなるだろう。
運命の最終節。笑うのはどちらだろうか。
http://www.sanspo.com/soccer/news/20180626/wor18062616090035-n1.html

アルゼンチン×ナイジェリア
アルゼンチンが勝ち→予選L突破
引き分け→アイスランドがクロアチアに引き分け以下→予選L敗退
負け→予選L敗退