鹿児島県の種子島宇宙センターで12日、日本政府の情報収集衛星レーダー6号機を搭載したH2Aロケット39号機が打ち上げられ、
軌道への投入に成功した。中国メディアの百家号は14日、日本の情報収集衛星は事実上の「スパイ衛星」であると主張し、そこから日本が軍事強国になるための野心が見て取れると主張した。

 記事は、日本の情報収集衛星の物体識別能力は高く、地上の30センチから50センチほどの物体を識別することができると主張し、さらに日本は今後、計10機での情報収集を行う計画であることを伝えた。

 続けて、日本が情報収集衛星を相次いで打ち上げている事実から、「日本の軍事衛星および軍事技術、そして宇宙開発の領域で世界的にも高い
技術力を持つことが分かる」としたほか、宇宙ステーションに物資を送る無人貨物船も研究開発能力も高いと強調。さらに、日本はH2Aロケッ
トに代表されるように、ロケットの開発についても高い技術力を持つとし、こうした技術はいずれも軍事に応用できるものばかりだと論じた。

 特に日本のロケット技術は極めて高く、それはH2Aロケットが世界最高水準の打ち上げ能力を持つことからも分かると主張。また、他の国の
民間ロケットは液体燃料を使うことが多いが、日本は固体燃料の使用に固執しているとし、これは即時性の高い固体燃料での弾道ミサイル開発を狙っているからだと主張した。

 さらに記事は、日本は独立した軍事強国になることに対して野心を抱いていると主張し、それ自体は中国が警戒すべき点であると主張する一方
で、これまで米国の庇護を受けてきた日本が独立した軍事強国になるにはまだまだ足りない点が非常に多いのも事実だと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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