近年、中国では日本風の居酒屋が次々とオープンしている。ちょっとした居酒屋ブームが起きていると言っても過言ではないだろう。それだけで
なく、日本のグルメドラマも人気を集めていて、寿司や懐石料理といった日本料理だけでなく、日本人が日常的に食べているグルメを堪能したいと願う中国人が増えているようだ。

 中国での居酒屋ブームは、日本を訪れたことのある中国人が増加し、日本で体験した料理や雰囲気を自国でも味わいたいという願望が背景にあ
るのかもしれない。だが、中国人としては日本人が仕事の後に頻繁に同僚と居酒屋に行くという習慣がなかなか理解できないようだ。中国メディ
アの快資訊は17日、「なぜ日本人は残業後に気の会う仲間とお酒を飲みに行くのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、日本人は仕事を終えた後に同僚や仲間と酒を飲みに行く習慣があると紹介する一方、「日本人男性は家族を顧みなくて大丈夫なのか?」、
「次の日の仕事に響かないのか?」と疑問を投げかけた。確かに中国では仕事が終わるとすぐに家に帰る男性が多く、日本のように同僚と酒を飲みに行くのはあまりないことかもしれない。

 こうした違いについて、日本人は仕事中に私的な会話をしないため、退社後に気の合う仲間とお酒を呑みながら他愛もないことを話し合うことでリラック
スし、同僚との人間関係を良好に保つのだと紹介。また、日本人は次の日も仕事がある場合には飲み過ぎないように注意しているのだと紹介している。
中国では酒を飲むときは1ー2杯で終わるということはなく、乾杯を何度も行うため、泥酔してしまうことも多い。

 中国では今後も日本風の居酒屋が増えていくことが予想される。そうなれば中国でも仕事帰りに気の会う仲間で一杯飲んでいる様子を目にするようになるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

http://news.searchina.net/id/1661786?page=1