イングランドのノーフォーク地域のティーチウェル海岸の湿地帯にて行方不明になった75歳の男性、
ピーター・ペグ(peter pegh)が20時間の捜索の末に救助されるという出来事があった。

ペグさんは16日の午後5時に、家族や友達と一緒に近所に外食に出かけ、そのあと散歩をしていた。
その散歩で一瞬離れたあとに行方不明となってしまったのだ。

行方不明の届出を警察に提出し、警察は警備隊やボランティア50人を派遣し一帯を捜索開始。

調査員たちは、高齢者が消えた地域を一晩中探すも痕跡すら見つけることが出来なかった。
この場所は人よりも背丈が高い、草が所狭しと茂っており、捜索は難航。砂浜で米粒を見つけるほどの労力だったよいう。

時間が経つにつれてペグの奥さんは「夫が海に流れたかも……」と話し出した。

警察は午前2時頃に一度捜索を中断し、翌日17日の早朝からドローンを飛ばし湿地帯を細かく観察することにした。
調べること数時間、17日の14時35分に水と泥が混じった川のような場所で座りこんでいるのが確認できた。
どうやら沼に飲み込まれ身動きが取れなかったようだ。

一晩中水に浸かっていたペグさんは発見当時、低体温症となっていた。もう少し発見が遅かったら命の危険があったという。

ペグさんと家族は生還したことについて「奇跡だ」と語り、ペグさんは「私が覚えているのは唯一、人々の声だった」と語り、
救助に来ていた人の声が聞こえていたという。救助関係者は「ドローンがなかったら、私たちは彼を見つけることができなかった」と述べた。

ペグさんの奥さんは「私たちは、外食を終えた後、家に向かう途中だった。夫が帰りの散歩の際に
行ってはならない所に入ったために沼に落ちた。残念ながら、携帯電話も持っていなかった」と説明した。

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