14日に板門店(パンムンジョム)で開かれた南北軍事会談で韓国は北朝鮮に、緊張緩和を図るため長距離砲を軍事境界線から遠ざけるよう提案した。韓国・聯合ニュースが匿名の政府筋の話として報じた。
金度均(キムドギュン)国防省対北政策官(少将)が率いる韓国代表団は、軍事境界線から30〜40キロの位置へ長距離砲を移動することを提案した。
「米朝間で非核化問題が協議されていることを踏まえ、実質的な脅威の除去による緊張緩和措置を講じる必要があるという我々の立場を北朝鮮側に伝えた。
ソウルを脅かす長距離砲を後方に移動させるよう申し入れたことを把握している」と政府筋は話した。
韓国のデータによれば、北朝鮮は砲台5500基を含め1万4000砲を保有しており、うち大部分は軍事境界線付近に配備されている。
北朝鮮は、韓国首都圏を射程に入れる170ミリ自走式榴弾砲と240ミリロケット砲を配備している。
300ミリロケット砲は、京畿道地方平沢地区の在韓米海軍キャンプ・ハンフリーズおよび韓国の陸海空軍司令部の脅威となっている。

https://jp.sputniknews.com/asia/201806175004311/