2018ル・マン24時間レースの決勝が日本時間の17日22時にゴールを迎え、8号車トヨタ
(セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/フェルナンド・アロンソ)が優勝。2位に7号車トヨタ
(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス)が2位に入り、TOYOTA GAZOO
Racingがル・マン挑戦18回目にして初優勝を飾るとともに、ワンツーフィニッシュを決めた。

 レース序盤から、ワンツーの状態を維持してきていたトヨタの2台。途中、スローゾーンでの
速度違反ペナルティや、レース終盤にも小林が駆る7号車が燃料関係のトラブルで一時スロー
ダウン状態になった他、残り50分のところで7号車に使用できる燃料量を超えていたとして
10秒間のストップ&ゴーペナルティが出るなど、最後の最後まで気が抜けないレース展開となった。

 しかし、アンカーを務めた中嶋と小林は堅実な走りを披露。現地時間の17日15時にゴール
を迎え、トップの8号車が388周でチェッカーを受け、トヨタが悲願のル・マン初優勝。
1985年に初参戦し、今年で18回目の挑戦だったが、ついに悲願達成の時を迎えた。

 2位には7号車が続き、ワンツーフィニッシュで2018年のル・マン24時間を締めくくった。

 日本車がル・マンで総合優勝を飾るのは1991年のマツダ以来。日本のチームとしては2004年
のチーム郷以来の快挙。優勝ドライバーを務めた中嶋は関谷正徳(1995年)、荒聖治
(2004年)以来、日本人3人目のル・マン総合優勝ドライバーとなった。

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