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各地で記録的な大雨を降らせた台風6号。沖縄本島北部や離島を中心に床上・床下浸水、道路冠水や土砂崩れなどの被害が相次いだ。
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アルミサッシも曲げる突風
最大瞬間風速62・1メートルを観測した伊江島空港では、事務所の窓ガラスが割れて散乱し、窓枠のアルミサッシも内側に大きく曲がった。
同空港は定期便の就航はなく、臨時便が時々使用する。駆け付けた村職員は「竜巻かは分からないが、すごい突風が吹いたに違いない」と驚く。割れた窓から事務所内に雨が入り書類がぬれたため、ビニールシートで窓を覆う応急措置を取った。
伊江村では午前9時から約1時間、滝のようなどしゃぶりになった。
村真謝の農道では、突風にあおられた軽トラック2台が20代と30代の女性2人を挟み、1人が足首を骨折する大けがを負った。搬送先の伊江村立診療所によると、2人は葉タバコ畑で作業し、車の間で休憩をしていた。「まさか(トラックが)動くとは思わなかった」と、表情はこわばっていたという。
大雨による道路冠水で立ち往生する車も相次いだ。村東江前の農家、崎浜秀信さん(60)は軽トラックが水没し故障した。「こんな大雨は初めて。修理工場で車を見てもらっているよ」とあきれ半分に話した。