ホワイトロードが全線開通
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冬季閉鎖されていた白山市と岐阜県白川村を結ぶ白山白川郷ホワイトロード(全長33・3キロ)が15日、全線開通した。小雨が降る中、石川県内外から訪れた観光客が次々と車を走らせ、新緑に彩られた峡谷や雲間にのぞく霊峰の眺めを満喫した。11月10日まで通行できる。

 午前10時に中宮料金所(白山市)―馬狩(まがり)料金所(岐阜県白川村)の有料区間24・5キロが供用された。開通式が行われた中宮料金所では、開門時に約30台が列をつくり、先着20台に地元特産品などが贈られた。

 県境に近い栂(とが)の木台駐車場(標高1400メートル)には、中宮温泉の湯を使った足湯が設けられ、立ち寄った人は雪を冠した霊峰の眺めを楽しみながらくつろいだ。13日正午ごろから開通を待った一番乗りの塩地慶造さん(76)=加賀市山代温泉=は「春の息吹を感じる魅力的な道。岐阜経由で長野までドライブを楽しみたい」と話した。

 石川県林業公社によると、今年の開通は積雪が多かったため前年より4日遅いが、例年並みとなった。6〜8月は午前7時〜午後6時、9〜11月は午前8時〜午後5時に通行できる。

 15日の県内は湿った空気や気圧の谷の影響で曇り、所により雨が降った。気温は5月上、中旬並みと少し肌寒く、正午までの最高気温は金沢20・3度、輪島18・9度だった。