アサヒビールは15日、第三のビールの新商品「クリアアサヒ クリアセブン」を7月3日に発売すると発表した。
同商品はアルコール度数が7%と、5%前後の一般的なビール系飲料に比べて高くした。
2017年6月に強化された酒の安売り規制を背景に、ビール系は値上がりしている。消費者のコスパ(費用対効果)志向の強まりに対応する考えだ。

 クリアセブンはアルコール度数を高めるため高アルで使われる糖類を使わなかった。ビールらしい麦の味わいを楽しめる。
コンビニエンスストアでの店頭想定価格は350ミリリットル入りで147円。18年に150万ケース(1ケースは12.66リットル換算)の販売をめざす。

 記者会見した黒木誠也常務は「経済の先行き不透明感で、コスパの高い高アルの新ジャンル(第三のビール)は注目が集まっている」と説明。品ぞろえを広げ多様化するニーズに対応する。

 アサヒは、度数6%の第三のビール「クリアアサヒ プライムリッチ」などを抱えている。5月下旬には7月末までの期間限定だが、7%と高い「クリアアサヒ プライムリッチ―華やかリッチ―」を発売した。

アサヒ、高アルビール、度数7%を発売
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31818140V10C18A6XQH000/