釜山のある団地で6日、上層階から何者かが鉄製の胸像を故意に投げ落とす事件が発生し、
警察が調査に乗り出した。

 釜山南部警察署によると、6日午後7時30分ごろ、釜山市水営区にある団地内の噴水の前に、
鉄製の胸像が落下した。胸像は高さ14センチ、幅12センチ、重さ1.5キロで、日本の「サムライ
(武士)」の上半身をかたどったものだった。

 胸像が落下したとき、近くで子どもたちが遊んでいたが、幸いけが人は出なかった。

 通報したAさん(34)は警察に対し「息子がボール遊びをしていたところ、突然『ドーン』
という音がして、見るとサムライの像が落ちていた」と話した。

 警察は胸像を国立科学捜査研究院に送付してDNA鑑定を依頼するなど、胸像を投げ落とした
人物を特定する作業を進めている。

 警察によると、胸像の表面は凹凸が多いため指紋が検出されなかったが、DNA遺伝子2点を
採取したため鑑定を進めているという。

 警察はまた、周囲の監視カメラ2台を分析したが、胸像が投げられた周辺はちょうど死角に
なっていて、犯行の場面は確認できなかったと説明した。

http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2018061103171