石破氏、首相対応を批判
不祥事「逃げては駄目」

 自民党の石破茂元幹事長は10日、徳島市で街頭演説し、森友、加計学園問題への関与を否定する安倍晋三首相を念頭に「あったことをなかったかのように言っては駄目だ。逃げてばかりいては駄目だ」と批判した。
 「ごめんなさい(と言うべき時)ならごめんなさい(と言う)。そういうことをきちんとやらないと、この国は本当におかしくなる」と強調した。
 首相の責任を問う声が高まらない自民党内の現状を踏まえ「間違っているなら間違っていると、きちんと認める自民党でなければ、国民の支持を得ることはできない」と訴えた。

https://this.kiji.is/378376264509195361

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加計参考人招致で安倍首相批判 どこか人ごとの石破茂氏に再び火の粉
https://www.sankei.com/premium/news/180521/prm1805210005-n1.html
学部新設に反対する日本獣医師会が、当時の石破茂地方創生担当相(61)らと複数回面会し、働きかけていたことがすでに明らかになっている。そんな石破氏の説明責任を問う声も出ている。
 日本維新の会の足立康史衆院議員(52)は10日付のブログで、石破氏を「石破」と呼び捨てた上で「なぜ誰も乗り越えられない条件を設定したのか説明責任を果たすべきだ」と求めた。
 さすがに呼び捨ては適切とはいいがたいが、いったいどういうことか。
 一連の問題は、獣医学部新設を目指す「愛媛県、今治市、加計学園、内閣府」と、新規参入を阻む「日本獣医師会、文部科学省」による権力闘争であることは何度も指摘してきた。
獣医師会の会議録には、関連政治団体「日本獣医師政治連盟」の北村直人委員長(70)=元衆院議員=が、初当選同期の石破氏と複数回面会し、ロビー活動を行っていた様子が詳細に記されているのだ。
(略)
 ちなみに石破氏は獣医師会から100万円の政治献金を受けたことがある。足立氏のブログの記述も、こうした事実を念頭に石破氏に問うているわけだが、関係者の一人でありながら、どこか人ごとのような対応だ。