文書改ざん 首相が陳謝 麻生財務相は続投の考え

財務省の決裁文書改ざん問題で、佐川前理財局長らが不起訴になったことに関連し、安倍総理大臣は参議院本会議で、
書き換えが行われたことは遺憾だとして陳謝したうえで、麻生副総理兼財務大臣について「再発防止に全力を挙げてもらいたい」と述べ、続投させる考えを重ねて示しました。

森友学園をめぐる財務省の決裁文書改ざん問題で、大阪地検特捜部が虚偽公文書作成などの疑いで告発された佐川前理財局長らを不起訴にしたことを受け、
財務省は週明け4日にも内部調査の結果と改ざんに関わった職員の処分を発表することにしています。

これに関連し、安倍総理大臣は参議院本会議で「個別の事件に関する検察当局の捜査結果に政府としてコメントすることは差し控えるが、
財務省で決裁文書の書き換えが行われていたことは誠に遺憾であり、国民の皆様におわび申し上げる」と述べました。

そのうえで、「役人だけ処分して麻生副総理兼財務大臣は処分しないのか」と質問されたのに対し、
安倍総理大臣は「国民から厳しい目が向けられていることを真摯(しんし)に受け止めながら、麻生副総理には厳正な処分を行ったうえで、
再発防止に全力を挙げて取り組んでもらいたい」と述べ、続投させる考えを重ねて示しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180601/k10011461081000.html