川の水を飲んでもよいという北核実験場関係者…「あなたが先に」の言葉に応じず
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 取材団は豊渓里核実験場の廃棄現場を取材した当時の北側関係者との対話も公開した。3番坑道前の小川で
北側関係者が川の水を飲んでもよいと勧めると、南側取材団が放射能汚染を心配して「あなたから先に飲んで
ほしい」と話したが、北側関係者は水を飲まなかったという。取材団は放射能測定機を準備して訪朝したが、元山
葛麻空港に到着した直後に北側に没収された。
 核実験場爆破現場で取材の制約は少なかったと、取材団は伝えた。取材団は「安全上の問題で一部の取材を
制限したりもしたが、坑道の扉を開いて見せてほしいという要求に応じるなど取材は比較的自由だった」と伝えた。
 しかし現場を訪れた取材団も豊渓里核実験場が完全に廃棄されたかどうかは確信できなかった。取材団は「専門
家がいない状況で我々の肉眼だけで見たため、完全廃棄かどうかは分からない」と述べた。また取材団は「2番坑道
の場合、朝鮮中央通信記者の説明では8回爆破すると説明したが、我々が聞いた爆破音は3回だった」とし「奥深い
ところで爆破するという感じはなかった」と話した。「いつでもその気になればまた坑道を通すことができると思う」という
言葉も付け加えた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180529-00000012-cnippou-kr