秋に予定される沖縄県知事選に向け、経済界や県政与党関係者が27日、翁長雄志知事を支援する新組織を結成し、沖縄市で総会を開いた。
結成は保守や無党派層の支持拡大を図るのが狙い。米軍普天間基地(宜野湾市)の名護市辺野古への移設に反対する「オール沖縄会議」を離脱した経営者も参加した。

 総会には地元企業約100社のほか、自治体議員や謝花喜一郎副知事ら計160人が出席。
結成に携わった与党会派の瑞慶覧功県議は「翁長知事になって県政は絶好調だ。2期目の当選を勝ち取り明るい沖縄を開こう」とあいさつした。

 オール沖縄会議を4月に離れた小売り・建設大手「金秀グループ」の関係者や、ホテル事業を展開する「かりゆしグループ」の社長も参加した。

 社民や共産などの県政与党でつくる「調整会議」も、翁長氏擁立に向け調整している。膵(すい)がんと診断され、手術を受けた翁長氏は知事選への対応を明らかにしていない。

翁長氏支援で新組織 「オール沖縄」離脱組も
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3102309027052018000000/