ジャーナリストの池上彰さん(67)に対して、「抹殺する」などと脅したとして警視庁が23日、静岡県に住む無職の男(45)を脅迫容疑で逮捕したことがわかった。





■「今週中に必ず殺害する」
報道によれば、男は2月25日、自宅のパソコンから池上さんが出演する番組の制作会社に、「フェイクジャーナリストを絶対に許さない。抹殺しなければならない」などとメールを送ったとし、翌26日はネット上の掲示板に「今週中に必ず殺害する」などと投稿した疑いがもたれている。

男は容疑を認めており、警察の調べに対して「(池上さんは)嘘ばかり言っている」と供述しているという。

■殺害予告にコメント
いくら人前に出る機会の多い池上さんでも、殺害予告を受けて平気でいられるとは思えない。事件によって、ある程度のショックは受けたはずだ。

『テレ朝news』によれば、池上さんは事件について

「脅迫で言論封殺を狙うことは、民主主義社会にあってはならないことです。逮捕された人に関しては、これをきっかけに立ち直って頂きたいと願っています」



とコメントしているという。



■「コメントが正論すぎて」
報道された映像では、報道陣に向かって大声で叫びながら車へと向かっていく男の姿が見られたが、ネット上では「ヤバイ人なのでは」「何もなくて良かった」と池上さんを心配する声があがった。

また、「脅迫で言論封殺を狙うことはあってはならない」とコメントした池上さんに「正論すぎる」と称賛する意見も。

しかし一方で、「捏造情報で世の中の人を騙して犯罪しまくって私腹を肥やしてる悪人じゃん」「まぁあの人も若干偏向気味なところあるから仕方ないかもね」と理解を示す声もあがっている。



時事問題をわかりやすく伝え、お茶の間に人気の池上さん。しかし、その言論には賛否が分かれるところもある。とはいえ、やはり殺害予告という手段で訴える男の犯行は許されるものではないだろう。

https://sirabee.com/2018/05/23/20161636905/