「相手を壊してこい」 日大監督が試合前に発言 アメフト問題

日本大学のアメリカンフットボール部の選手が、関西学院大学との定期戦で重大な反則行為を行った問題で、
日大の内田正人監督が試合前、この選手に対し、「相手を壊してこい」と話し、反則行為を促すような発言を
していたことが関係者への取材でわかりました。

今月6日、都内で行われた日大と関西学院大の定期戦で、日大の選手が無防備な状態だった関西学院大の
選手に後ろからタックルし、関西学院大の選手は右ひざなどのケガで全治3週間と診断されました。

日大アメリカンフットボール部の関係者によりますと、関東学生連盟が反則行為をした選手に対外試合出場禁止の
処分を出した今月10日以降に、日大の複数の選手やスタッフに話を聞いたところ、いずれも内田監督が試合前に
この選手に対し、「相手を壊してこい」とか「やるなら出してやる」といった反則行為を促すような発言をしたと話した
ということです。

この問題で日大広報部によりますと、内田監督は学内の調査に対して「反則行為を意図的に指示したことはない」
などと話しています。

NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180517/k10011442211000.html