新潟市の小学2年の女児(7)が殺害され、遺体がJRの線路上に遺棄された事件で警察は14日、近所に住む会社員の男(23)を死体遺棄・損壊の疑いで逮捕。報道によれば、男を知る近所の人々は「あいさつを欠かさず、感じのいい人」「優しくて明るい子」と驚きを見せているという。

そんな中、男の人柄について語ったとある一言が「偏見を生む」と危惧されている。



■男はアニメ好きだった?
世間を大きく賑わせた今回の事件。男が逮捕されたことに安心の声があがっているが、一方で男の人物像が関心をもつ人は多い。前述のように「普段は良い人だった」という声が多くを占めているが、『NHKニュース』では男が通っていた高校の同級生が

「当時はアニメが好きな友達と仲がよかった印象で、授業中にちゃかすなど幼いところがあった」



とアニメ好きの友人と仲が良かったと語っている。

この報道を受け、女児殺害事件とアニメ好きを結びつける人も少なくないようで「宮崎勤事件の再来」「現代版の宮崎勤か?」など、宮崎勤元死刑囚の事件を思い浮かべるコメントも数多く見受けられる。

■「全然アニメ関係ないだろ」
そのため、アニメ好きの友人と仲が良かったとの報道に「また関係のないアニメのせいにされる」「若者ならアニメくらい見るだろ」と怒りの声をあげる人も。健全な思いでアニメを楽しんでいる人からすれば「とばっちり」と感じるのも無理はない。

アニメやマンガ、ゲームなどはこういった犯罪が起こった際に責任を問われることも少なくなかった。若者を中心にアニメブームが広がり理解の声は増えたものの、未だに「アニメなどの二次元は悪」と考えている人も珍しくない。今回の報道によって「やっぱり悪だった」と再認識する人もいるだろう。

ネット上では、「偏見につながる」「偏向報道だ」と指摘する声も。

■「アニメ好き」が報じられる
しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,500名に「容疑者が『アニメ好き』と報じられること」について調査したところ、4割以上が「違和感がある」と回答した。



若者にその傾向が見られ、20代では半数以上が疑問に思っているよう。ただの娯楽として楽しんでいる人たちにとっては「違和感」として映るのかもしれない。



一部では「アニメ叩き」につながるのではないかと危惧されている今回の事件。真っ当に楽しんでいる人たちが被害に遭わないよう願いたい。
https://sirabee.com/2018/05/15/20161625127/