■ハッピーマンデーやめないで!
「海の日」7月20日固定の動き… 観光5団体「経済損失大きい」

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6282089

日本旅行業協会など観光5団体は10日、記者会見を開き、7月第3月曜の祝日「海の日」を平成33年以降、7月20日に固定化するよう求める動きがあることについて、「三連休が減ることによる経済損失は大きい」と懸念を表明した。

 海の日は8年から7月20日で始まったが、三連休を増やすための「ハッピーマンデー」制度に伴い、15年から7月第3月曜日となった。一方、超党派の国会議員らは、東京五輪・パラリンピックがある32年の海の日を開会式前日へ移動させる措置を容認する条件として、翌年以降の固定化を求めている。

 日本旅行業協会の田川博己会長は「連休と三連休では、海外旅行に行くか行かないかの境目になり、経済効果は大きく違う」と固定化のマイナス効果を強調した。超党派議員らが東京五輪での移動と引き換えに固定化を求めることについては「五輪とハッピーマンデーは別問題」と訴えた。

 同協会の試算では、海の日を含む三連休(28年)における旅行消費額は2388億円、関連業界の売り上げも含めた経済波及効果は4776億円に達するが、固定化すると2068億円減少するとしている。