登山の父と6歳長男遭難か 30人態勢で捜索

6日午後6時ごろ、新潟県阿賀野市の赤安(あかやす)山(582メートル)と扇山(524メートル)に登山に行っていた
新潟市北区早通南3の会社員、渋谷甲哉(こうや)さん(37)と、小学1年の長男空(そら)さん(6)が戻らないと家族から
県警阿賀野署に届け出があった。2人は5日に下山する予定だった。県警は2人が遭難したとみて、消防などと
7日午前5時半ごろから30人態勢で捜索を始めた。

 阿賀野署によると、2人は5日午後2時ごろ山に入った。同4時ごろに渋谷さんから「道に迷ったのでビバーク(野営)する」と
渋谷さんの父親に電話があった。翌6日朝に「これから下山する」と再び電話があったが、その後連絡が取れなくなった。
携帯電話は通話ができない状態になっているという。

 二つの山は家族連れなどが多く訪れ、登山用のコースが整備されている。
 一方、山梨、埼玉両県と東京都にまたがる雲取(くもとり)山(2017メートル)でも6日早朝に登山に向かった山梨県内の
70代男性2人が道に迷って遭難した。山梨県警が7日早朝から捜索を始め、午前9時ごろ下山してきた2人を確認した。2人にけがはなく、
山中で野宿して過ごしたという。

 東京都青梅市の御岳(みたけ)山(929メートル)でも5日午後2時15分ごろ、父親や祖父母と登山した埼玉県の
小学5年の男児(10)がはぐれ、約22時間後、沢で岩に座っているところを捜索中の警察官に発見された。警視庁青梅署によると、
体がぬれ、足に擦り傷があった。

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