韓国 徴用工像巡りにらみ合い 釜山の日本総領事館前

【釜山(韓国南部)渋江千春】韓国・釜山の労働団体はメーデーの1日、日本の
植民地時代に徴用された朝鮮人労働者を象徴する像を日本総領事館前に設置する
「釜山労働者大会」を開く。団体側は前日の4月30日夜から像の搬入を試み、
阻止する地元警察とにらみ合いの状態になった。団体側は設置を強行する構えで、
混乱も予想される。(略)

 日韓両政府は徴用工像の設置は不適切との立場。韓国外務省は団体側に「外交
公館の保護や関連する国際儀礼と慣行の側面から適切ではなく、外交的な摩擦を
招く可能性がある」などと自制を求める文書を送付したが、団体は「日本の顔色
だけをうかがっている」などと反発している。
 団体は1日、日本総領事館付近に集合し、像の設置を試みるが、外交公館の
周囲100メートル以内では集会やデモが禁じられており、接近を制限する地元
警察との衝突も懸念される。
 道路を実際に管理する釜山市東区は、少女像が設置された際に、いったん像を
撤去したが、再度の設置を黙認した経緯がある。
http://mainichi.jp/articles/20180501/k00/00e/030/163000c