30日午後0時55分頃、愛媛県西条市西条西部地域交流センター(氷見西新開)で、入浴中の高齢男性2人が浴槽に浮いているのを別の利用者が見つけた。


 2人は心肺停止状態で、搬送先の病院で死亡が確認された。

 西条署や同市によると、同市明屋敷、藤田亀市さん(82)と同市古川、竹本英俊さん(81)で、正午前頃、別々に訪れて入浴していた。

 浴槽には熱湯と水を足す蛇口があり、利用者が調節できるようになっていた。2人を発見直後、浴槽の湯が熱いと感じた施設関係者が熱湯の蛇口を閉めたが、
同署員が約1時間後に調べた際、通常は約40度に設定されている湯の温度が約48度になっていたという。

 藤田さんは心臓に持病があったとの情報もあり、同署は2人が入浴中に体調を崩したり、溺れたりした可能性があるとみて原因を調べている。

 同センターの浴場は週4日、午前11時〜午後4時に誰でも利用できる。職員は1日に4回、見回りをしている。市高齢介護課の玉井宏治課長は「2人が
亡くなった原因はわからない。見回り回数を増やすなど再発防止に努める」と話した。

http://www.yomiuri.co.jp/national/20180501-OYT1T50047.html