◇韓国側、南北首脳会談の定例化など提案へ

 【ソウル米村耕一】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長による27日の首脳会談に向け、
南北当局は首脳会談でまとめる共同宣言に、休戦状態にある朝鮮戦争(1950〜53年)の終戦の意思を両首脳が確認する内容を盛り込む方向で最終調整を進めている。
焦点となっている非核化については取り扱いが決まっておらず、首脳会談での直談判になる見通し。

 また、韓国側は、南北首脳会談の定例化や、偶発的な衝突防止のため南北連絡事務所の設置も提案する。北朝鮮側と合意できた場合、設置場所としては南北軍事境界線付近、
板門店(パンムンジョム)の韓国側が最有力だという。

 首脳会談は板門店で開かれる。午前中に関係部署を含めた拡大会談、午後に文大統領と金委員長による単独会談に移り、その後、夕食会が準備されている。

 共同宣言については、これまでの閣僚級会談などで内容に関する議論が一定程度進められているが、非核化に関連する文言については調整が進んでおらず、最終的に両首脳間の協議で詰められるとみられる。
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