あわや遭難、男児保護 東海大生小林さんに感謝状 秦野
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路上で迷子になっていた4歳男児を無事保護したとして、秦野署はこのほど、秦野市内の東海大学3年生、小林優太さん(20)に感謝状を贈った。

 同署と小林さんによると、5日午後3時ごろ、男児は母親と買い物に訪れた小田急線秦野駅北口のドラッグストアからいなくなった。小林さんは同3時半ごろ、約800メートル離れた同市曽屋の大型おもちゃ店近くの路上で男児を発見。車の往来も多いことから「危ないよ」「家はどこなの」などと声を掛けたという。

 男児はそのまま横断歩道を渡り、弘法山に向かう登山道を登ろうとしたことから、小林さんは心配になり後をついていった。

 市外出身で周辺の地理に明るくない小林さんは当初、「山の方に家がある」という男児の説明を信じたが、弘法山公園の展望台まで登ったところで「この先に家はない」と判断。男児をおもちゃ店付近まで連れ戻す途中に男児を探す防災無線が聞こえたため、秦野署に通報し、同署員に男児を引き渡した。同署は「交通事故や遭難の恐れもあった」と感謝。小林さんは「男児が無事で本当によかった」と話していた。