財務省をめぐる問題などを受け、野党6党が国会審議に応じない構えを見せていることについて、自民党の森山国会対策委員長は野党側の対応を批判したうえで、
週明けから審議に復帰するよう働きかけていく考えを示しました。

財務省の福田事務次官が、女性記者にセクハラ発言をしたとされる問題などを受けて、野党6党は麻生副総理兼財務大臣の責任は重大だとして辞任するよう求め、
20日の国会審議を欠席し、要求が受け入れられなければ引き続き審議に応じない構えを見せています。

これについて、自民党の森山国会対策委員長は神戸市で講演し、
「国会が財務大臣の辞任を決めることはできないので、『政府にはお伝えします』と野党側に伝えたが、なかなか聞いてもらえない。解明しなければならないことは国会で審議するほかに解明の方法はなく、避けてもらっては困る」と述べ、野党側の対応を批判しました。

そのうえで森山氏は、「うみを出し切って、二度と起こらない仕組みを作るのは大事なことだが、だからといって、大事な法案をほったらかすのでは、大変なことになる。来週から国会の正常化をしっかり果たさなければ、国民に恥ずかしい」と述べ、
週明けから審議に復帰するよう、野党側に働きかけていく考えを示しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180421/k10011412901000.html