「私はうそつきです」との内容のカードを入所する障害者の首にかけさせるなどの虐待があったとして、兵庫県姫路市は20日、
市内の障害福祉サービス会社「実る」(室井千香子代表)が運営する施設について、サービス提供に必要な
事業者指定の効力を障害者総合支援法に基づき6カ月停止したと発表した。また、同社が運営する別の施設でも
書類偽造などの不正があったとして、市は事業者指定を取り消した。

姫路市によると、知的障害、精神障害がある人の共同生活援助事業所「ぐるーぷほーむ みのる」(同市、利用定員5人)では、
2016年3月、利用者に「私はうそつきです」という内容が書かれたカード(A4判サイズ)を首から下げるよう強要し、
数日間そのまま過ごさせた。さらに「(食事を)時間内に食べなければ食事なしでよい」「定刻に起きてこなければパジャマのままでも
放り出す」とする貼り紙を掲示するなどもしていたという。施設は処分に先立ち、今月6日付で事業の廃止届を提出した。

https://www.asahi.com/articles/ASL4N5DS5L4NPIHB020.html
事業者指定停止の処分を受けた「ぐるーぷほーむ みのる」などの運営会社「実る」
https://www.asahicom.jp/articles/images/c_AS20180420004952_comm.jpg