東海道新幹線の駅トイレ、すべて洋式に 五輪前までに
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JR東海は19日、東海道新幹線全17駅にあるトイレを、すべて洋式化すると発表した。
増え続ける外国人旅行客や高齢者の利便性を高めるのが目的で、
東京五輪・パラリンピック開幕前の2020年6月までに完了させるという。

JR東海によると、東京―新大阪間の全17駅のうち、小田原や静岡、岐阜羽島など6駅は
新幹線改札内のトイレに和式が残っているという。洋式化にあわせ、従来の洋式トイレも
温水洗浄機能付きに交換するほか、多機能トイレをオストメイト
(人工肛門(こうもん)などを使う人)対応にしたり、一般トイレにベビーチェアを設けたりする。

車両内トイレの洋式化も進む。全体の約9割を占める主力車両「N700A」はすべてが洋式で、
19年度末までに全編成で洋式化される予定だ。

JR東日本によると、管内の東北、上越、北陸新幹線全40駅のうち9駅のトイレに
和式が残っているが、20年度末までにすべて洋式化される予定。
車両内はすべて洋式化されているという。JR西日本によると、管内の山陽、北陸新幹線
全23駅のうち、14駅のトイレに和式が残っており、順次洋式化している。
ただ、和式も一部残す方針という。(細沢礼輝)