実は、母親は40年以上前にも取り違えを疑い、順天堂を何度も訪れていました。しかし、
病院側からは追い返されたといいます。

 「『(順天堂は)うちは間違いはないので、あなたの浮気ではないですか』と」(子どもを
取り違えられた母親)

 順天堂は今回、取り違えの可能性を認め、今月6日に初めて公表しましたが、相手の情報は
「平穏な日常を乱す可能性がある」などとして、これまで母親らにも明らかにしていません。
こうした対応を受け、母親と息子は厚生労働省などに対し、順天堂への適切な指導を求める
要望書を提出しました。

 「『似てない』とか『あなたの子なの』とか、さんざんいろんな人に言われて、誰にも
相談することできなかった。大変苦しくてつらい思いというのが、いまだに考えるのが嫌なほど
大変でした。きちんと正確なことを教えてほしいというのが私の願いです」
(子どもを取り違えられた母親)

 順天堂は取り違えた相手について、「本人や家族から問い合わせがあれば誠意をもって
対応します」としています。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3346370.html