株価午前終値 値上がり 通商問題への警戒感和らぐ

19日の東京株式市場、株価は値上がりしています。

日米の通商問題への警戒感がいくぶん和らぎ、買い注文が広がっているためです。

日経平均株価、午前の終値は、前日の終値より137円94銭高い、2万2296円14銭。東証株価指数=トピックスは8.42、上がって、1758.09。午前の出来高は8億381万株でした。

市場関係者は「日米首脳会談でアメリカのトランプ大統領から貿易赤字の削減に向けて厳しい要求が出されなかったことから、投資家の間にひとまず安心感が広がり、株式を買い戻す動きが強まっている」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180419/k10011409651000.html

東証前引け 続伸 海外勢が買い 景気敏感株が高い

 19日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比137円94銭(0.62%)高の2万2296円14銭で終えた。取引時間中では2月28日以来、約2カ月ぶりの高値。
日米首脳会談をひとまず無難に通過したとの見方から、海外ヘッジファンドを中心に買い戻しが優勢だった。外国為替市場で円相場が1ドル=107円台半ばと落ち着いているのも支援材料。上げ幅は一時200円を超えた。

 日米首脳会談後の記者会見では、通商を巡る新たな対話の枠組み設置で合意したことが明らかになったが、それ以外に経済面では目立った発言や提案はみられなかった。

 市場では「日米会談でトランプ米大統領が円相場の水準に言及し、円相場が円高方向に振れるとの懸念が根強くあった」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘投資情報部長)という。

 前引けにかけては伸び悩んだ。「安倍晋三首相は、外交をひとまず無難にこなしたものの、財務省の相次ぐスキャンダルなど内政では求心力低下につながる不安材料が山積している」(国内証券ストラテジスト)として、上値追いに慎重な空気も強い。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASS0ISS13_Z10C18A4000000/