ゴキブリは1匹見つけたらその10倍、20倍いることを想定せよ――漫画の海賊版サイト「漫画村」がアクセス遮断で閉鎖の後、瞬く間に「漫画タウン」として復活。
その挑発的かつ愉快犯的な物言いが物議を醸している。

<いくらサイトを潰したって、もう漫画の売り上げは増えないよ。
みんな無料で音楽聴くし、無料でエロ動画を見るし、もう出来上がったコンテンツにお金を払う時代じゃないんだよ。
漫画だけを叩くのはおかしいんだよ。>(以下、<>内は漫画タウンTwitterより引用)

<サイトのせいで漫画の売り上げ落ちたの?ほんとに落ちたの?それはサイトのせいじゃなくて出版社の努力不足だよ。
これからも今のままの売り方をするなら漫画は売れないよ。>

<漫画タウンはすでにネット上にアップされてる画像を集めて読みやすいように整理してるだけなんだよ。
だからもともと漫画はアップロードされてるんだ。もうコンテンツは無料の時代なんだ。

「著者の利益が〜」って言う人は、そんなに好きな著者がいるなら直接募金したらいいよ。>

◆「漫画村」の挑発ツイートは盗人猛々しい

 おとぼけ顔のクマ(らりっくま)のアイコンを借りた漫画村側の主張は、「漫画村は漫画をダウンロードさせるわけでなく見るだけだから違法性はない」
「漫画村は著作権が保護されない国(ベトナム)で運営されているから、漫画を違法アップロードすること自体にも問題はない」とし、「音楽業界でいうApple musicやGoogle Playなど、定額聴き放題サービスなどに移行できなかった出版社の怠慢」としている。

 もちろんこれは詭弁(きべん)であり、広告収入とアフィリエイトで稼ぐ漫画村の存在は「盗品横流し業者」以外の何物でもなく、
上記の主張は盗人猛々しいというほかない。が、そうした声や出版各社、特に風評被害も甚だしい「月刊まんがタウン」の訴えに対して、
「(漫画村の)いい宣伝になった」などとさらなる挑発を繰り返している。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180418-01469804-sspa-soci