2018年4月12日、中央日報など複数の韓国メディアによると、映画広報のため韓国を訪れたハリウッド俳優ベネディクト・カンバーバッチが空
港から出てくる際に仏教式の合掌をしたとして論議が起きている。
ベネディクト・カンバーバッチは同日午後、仁川(インチョン)空港ターミナル2を利用して訪韓し、到着ロビーで腰を軽くかがめ合掌したと
いう。すると彼のこのしぐさに対し、オンラインコミュニティサイトには「西洋人が合掌を東洋の丁寧なあいさつと認識しているのは、一種の偏見だ」と主張する多くの書き込みが寄せられたという。
記事によると、カンバーバッチがハリウッドの白人俳優という点と、以前にも人種差別的発言があった点に注目が集まっている。カンバーバッ
チは以前、あるトークショーに出演した際、「有色人種」という表現を使ったことが問題となっていた。「有色人種という言葉は、黒人に対
する侮辱的で時代錯誤な表現」との指摘を受け、カンバーバッチは「この論争について心から謝罪する。このような(精神的)被害を与え、
愚かなことをしたことについて弁解の余地がない」と謝罪した。
この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「アジアではいつでも合掌するとでも思っているのか」「韓国に来るたびに合掌する西洋の俳
優たちは不快」「中国・日本に行く時も合掌するのか見守ろう」などの反応を見せた。
http://www.recordchina.co.jp/b591525-s0-c30.html
一方で、合掌が「礼儀に基づいたあいさつ」という主張も多数見られた。「彼は合掌が東洋でよく使われる一般的なあいさつと思っ
ているようだ」「合掌をする人が全くいない訳でもないし、不快というほどではない」という声もあった。
その他「ただ韓国の文化を知らないだけなのではないか?」「ちょっと被害妄想のような気がする」など、カンバーバッチの行動を「気にし過ぎ」とするコメントもあった。(翻訳・編集/三田)