「孤独のグルメ」などの作品で知られる漫画家で、去年亡くなった谷口ジローさんの原画などを集めた展示会があす(14日)から出身地の鳥取市で始まるのを前に関係者による
式典と内覧会が行われました。

鳥取市出身の漫画家、谷口ジローさんは「孤独のグルメ」などの作画を手がけ、緻密な表現技法が海外でも高く評価されていますが、去年2月に69歳で亡くなりました。
谷口さんの原画などを集めた展示会があす(14日)から来月13日まで鳥取市の県立博物館で開かれるのを前にきょう(13日)夕方、関係者による式典と内覧会が行われまし
た。
会場には、原画などおよそ100点が展示され、このうち鳥取市を舞台に少年とオオサンショウウオの交流を描いた「魔法の山」は、久松山や仁風閣など谷口さんが描いたふるさ
と・鳥取がふんだんに登場します。
また「歩くひと」という作品の男性が雨の中を歩く1コマは、雨粒や背景が細かく書き込まれフランスで評価されるきっかけになりました。
このほか闘病中も描き続け最後の作品となった「光年の森」なども展示されています。
展示会を企画した団体の米澤伸弥さんは「原画をみるとより細かい表現がわかります。幅広く作品を紹介しているので多くの人が本を手に取るきっかけになってほしい」と話して
いました。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20180413/4040000295.html