飽和状態の「日本礼讃番組」飽きられ始めた“愛国ポルノ”乱発の裏に撮影カメラの進化アリ!?
http://www.cyzo.com/2018/04/post_157460_entry.html

ここ数年、日本の倫理観や道徳観、モノづくりの巧みさ、おもてなし、文化などについて、
外国人に「日本を褒めてもらう」番組を非常に多く見かける。
『世界!ニッポン行きたい人応援団』(テレビ東京)のように真正面からホメるものもあれば、
『Youは何しに日本へ?』(同)のように「個人」をフォーカスしつつも間接的にホメるもの、
世界のニセJAPANに正しい日本の技術をドッキリ伝授する
『ぶっこみジャパニーズ』(TBS系)なんて不定期放送番組もある。
さらに、2月にはテレビ東京で『ヒャッキン〜世界で100円グッズ使ってみると?〜』という
番組まで放送されていた。『アメージパング!』(TBS系)、もう終了した
『ネプ&イモトの世界番付』(日本テレビ系)など、ほかにも単発の特番などを含めると、かなりの数になる。

(中略)こうして見ると、「日本×世界」の番組は常にそれなりに需要があるように思えるのに、
その一方で現在『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の枠で放送されている
『世界の村のどエライさん』は、視聴率2.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を
記録するなど、「どエライ」ことになっている。

いったいなぜ?
「オリンピックの中継などで日本人選手ばかりが映るのと同じで、多くの人は
『日本と、日本人にしか興味がない』からです。日本が外国からどう見られているかが気になり、
世界で活躍する日本人や、世界で褒められる日本人を見るのは大好き。
だから、海外の話であっても、日本人の活躍を紹介する『世界ナゼそこに?日本人』などは好きなわけです。
それと似て非なるものが『世界の村のどエライさん』で、日本とも日本人とも
関係ない世界のすごい人がどうしたとか、大変だとかいうことには、全く興味がないんですよ」