インバウンド、聖地、秘境…でも「がっかり観光地」

もう二度と行かない

「山深い温泉旅館に泊まったのに、マグロやイカの刺身ばかりだった」(70代男性会社役員)

「観光ボランティアの知識が乏しかった」(40代女性会社員)

「ツイッターで秘境と紹介されていたのに、人が多くて想像と違った」(20代男性会社員)

周囲で旅のがっかり体験を聞くと、こんな声が次から次へ飛び出す。中には、「あそこへは、もう二度と行かない」と強い
嫌悪感を抱いている人もいた。

日本旅行業協会によると、各国の外国人観光客数(2015年)は8445万人が訪れたフランスがトップ。
次いで、アメリカ(7751万人)、スペイン(6822万人)、中国(5689万人)、イタリア(5073万人)が続く。
日本は前年比47.1%増の1973万人を記録。しかし、世界的に見れば、マレーシアやギリシャに次ぐ16位にとどまっている。
国民1人当たりの国内宿泊観光旅行の回数、宿泊数も2008年以降、ほぼ横ばいだ。

外国人の誘客やリピーターの獲得に力を入れる地方自治体も多いが、「がっかり」と思われてしまっては、今後、観光客数は頭打ちになってしまう。

http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20180409-OYT8T50005.html