5000万人〜8700万人分の個人情報の漏えいを許し、大きく揺れているフェイスブックに新たな事実が明らかになった。
なんと全てのメッセンジャーアプリでやり取りされたメッセージ内容を検閲していることをCEOのマーク・ザッカーバーグ氏が認めたのだ。

 今年1月、ゲリラ的な潜入・隠し撮り取材で知られる米NGO団体「プロジェクト・ヴェリタス」が、ツイッター社員らに取材を行い、
通常のツイートだけでなく、鍵付きアカウントのツイートからダイレクトメッセージの文章、写真まで全てを保管していることが発覚し、
世界中に衝撃が走ったばかりだが、それに近いことをフェイスブックのメッセンジャーアプリでも行っていることを、ザッカーバーグ氏は
オンラインメディア「VOX」のインタビューで答えた。英紙「The Independent」(5日付)などが報じている。
(中略)
 このような検閲行為、悪く言えば個人情報の覗き見は、ツイッターやフェイスブックなどのSNSサイトにとどまらない。3月29日付の英紙
「Daily Mail」の記事よると、アイルランドのウェブディベロッパー、ディラン・カラン氏が、「https://takeout.google.com」から、全てのグーグルサービスの
履歴をダウンロードしたところ、“グーグルはさらにひどい”ことが明らかになったという。
 グーグルからダウンロードされたデータ量は5.5GBにも上り、その中には、検索履歴、ダウンロード履歴、ロケーション履歴、アプリの使用履歴、
ユーチューブの閲覧履歴、過去にスマホで撮影した写真まで、“削除したものも含めて”、あらゆる履歴が保存されていたというのだ!

 これらの履歴を完全に消すためには、「マイアクティビティ」から、使用デバイス毎に削除する必要があるそうだが、多くの人はここまでしないと
履歴が消えないなど知らないだろう。

 情報漏えい事件以降、フェイスブックアカウントの削除が呼びかけられているが、グーグルがこれほどの個人情報を手にしているならば、
焼け石に水かもしれない。我々にプライバシーはないのだろうか……?


但しソースはトカナ
http://tocana.jp/2018/04/post_16539_entry.html