鳥取県は、県外在住者が鳥取に抱くイメージについて尋ねた調査の結果を公表した。鳥取から連想するものとして、鳥取砂丘を選んだ人が約8割と、7年連続1位。
「特にない」「わからない」と答える割合は年々減少しているものの、砂丘以外で連想するものが無いとした人が24.9%おり、県は認知度の高いそのほかの観光地や特産品などをPRしていく方針だ。【小野まなみ】

調査は2011年から実施。今回は、都市圏など全国14都府県の男女5400人を対象にした。

 今回初めて、砂丘を選択肢から除いて連想するものを尋ねる質問も設けた。「特にない・わからない」が突出し、
次いで二十世紀梨(14.1%)や「スターバックスコーヒー」(5.9%)が挙がった。特産物について聞いたところ、二十世紀梨(61.8%)、ラッキョウ(30.6%)、カニ(25.8%)が上位を占めた。

見聞きしたことのある鳥取の話題(複数選択式)では、15年に全国で最後に出店したスタバや、スタバに対抗したサービスで注目を集めた「すなば珈琲(コーヒー)」が4割以上で1位。
17年秋に砂丘でイベントが開かれたスマートフォンアプリ「ポケモンGO」の話題も、3割以上が「聞いたことがある」と回答した。
今回の調査で加えた項目では、美しい星空をPRする「星取県」への改名(6.9%)、「第11回全国和牛能力共進会」で肉質日本一を獲得(4.2%)だった。

県は今後、話題性のある催しやキャンペーンを積極的に打ち出し、テレビやインターネットを通じた情報発信を強化したいとしている。

https://mainichi.jp/articles/20180406/k00/00e/040/222000c
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