カジノを含むIR=統合型リゾートの実施法案をめぐり、自民・公明の与党は最後まで結論が出ていなかったカジノへの入場料について、6000円とすることで合意しました。

 日本人などのカジノへの入場料をめぐっては、これまで自民党側が5000円と主張していたのに対し、公明党側はギャンブル依存症対策
の観点から世界最高水準であるシンガポール並みの8000円を主張し、溝が埋まっていませんでした。

 しかし、3日中の決着を目指す自公両党は双方が譲歩し、1人あたりのGDP比率で見ればシンガポールを上回る6000円とすることで最
終合意しました。これにより、両党の意見に隔たりのあった整備するカジノの数(3か所を上限)や入場回数制限(週3回かつ月10回を上限)など、全ての論点について決着した形です。

 政府・与党は、5月の大型連休前に、法案を国会に提出したい考えです。(03日18:26)
https://news.nifty.com/article/domestic/government/12198-011674/