勝者なき貿易戦争を懸念、日米で円高株安進行:識者はこうみる
[ニューヨーク/東京 23日 ロイター]
- トランプ米大統領が22日、最大600億ドル(約6.3兆円)規模の中国製品に対し関税を課すことを目指す大統領覚書に署名したことを受け、金融市場に不安が広がっている。

ドル/円JPY=は2016年11月以来となる1ドル104円台に下落。米国株式市場は2%強値下がりし、23日の東京市場でも日経平均株価の下げ幅は1000円を超え、2万0500円台に突入した。

2月の相場急変を比較的短期間で乗り切ったのは、堅調な世界経済のおかげだが、貿易戦争は景気に大きな悪影響をもたらしかねない。
対象国からの輸出が減ったとしても、米国も安い輸入品が使えなくなる。

リスク回避のドル安が進めば、インフレを抑えるために米利上げペースが速まる可能性がある。米国も例外ではない世界同時株安は勝者なき「Lose-Lose」経済への市場の警戒感を示している。

以下ソース
https://www.google.co.jp/amp/s/jp.mobile.reuters.com/article/amp/idJPKBN1GY3CO