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Netflixのアニメ参入、「中長期的に見ると日本の製作委員会にとってすごくいいこと」

今回の発表はアニメ業界に大きな衝撃を与えました。今後アニメ業界全体にどんな影響があると思いますか?

石川:中長期的に見ると、日本の製作委員会(※)にとっては、すごくいいことだと思っています。一方で短期間での影響を考えると、ネガティブな要素も委員会にはあるかもしれないですよね。

製作委員会側からしてみれば、「俺たちがボンズやI.Gを育ててきたのに、育ったと思ったら海外と一緒にやるのか」といった考えも。無くはないと思う。

今の日本の製作委員会は、DVDなどの映像ソフトをビジネスの主体としている。パッケージを買ってくれるお客さんに対し、良質なアニメを作るというモデルが中心になっています。

ただ、これは2、3年前から言われていたことですが、パッケージをビジネスの中心としてやっていくのが難しい。
今の状態の製作委員会方式で何年先も食べていけるか...。これは、正直、業界に携わる人みんなが思っている。

今、日本の製作委員会がちょうど岐路に立っていると思うんですよね。製作委員会の仕組みを見直すという意味でも、悪く言えば1回壊すという意味でも、
製作委員会に参加する立場の方々に何かを言われたりしても、ビクビクしないようにしようと思っています。南も、俺もこの年だし、ここまでやってきたんだから。(笑)

https://www.huffingtonpost.jp/2018/03/20/netflix-productionig-bones_a_23390106/