憲法改正をめぐり、希望の党は「緊急事態への対応」について大規模な自然災害が発生した場合
の特例として国会議員の任期を延長できるとした条文案をまとめました。

希望の党の憲法調査会は20日の会合で「緊急事態への対応」などについて憲法改正の条文案を
まとめました。

それによりますと、大規模な自然災害が発生した場合などの特例として出席議員の3分の2以上
の議決により、国会議員の任期を延長したり、衆議院が解散されている場合は選挙の期日を延期
したりできるとしています。

また、内閣による衆議院の解散権を制限するため、衆議院の解散を定めた憲法69条についても改正
の条文案をまとめました。

それによりますと、衆議院で内閣不信任決議案が可決された場合などを除き、衆議院で出席議員
の5分の4以上の議決がなければ解散されないという規定を設けています。

希望の党の憲法調査会は、今後、参議院の合区の解消をテーマに議論を行うことにしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180320/k10011372961000.html