(CNN) 米国と韓国は19日までに、平昌(ピョンチャン)冬季五輪・パラリンピックで延期していた今年の合同軍事演習を4月1日から実施することで合意した。米国防総省の報道官が同日夜に声明を出した。
同報道官は声明で、マティス国防長官と宋永武(ソンヨンム)国防相が合同演習の再開で合意に達したと発表した。
北朝鮮にも日程を通告し、演習の「防衛的な性質」を伝えたという。
合同演習は毎年春に実施されるが、今年は平昌五輪と時期が重なるとの理由で延期されていた。五輪に続いて開催されたパラリンピックは18日に閉幕した。
北朝鮮はこれまで米韓の合同演習に強い反発を示し、核・ミサイル開発を正当化する口実にも使ってきた。
しかし今月初めに訪朝した韓国の特使によれば、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は会談でトランプ米大統領との早期会談を提案した際、合同演習の継続にも理解を示していた。
米国防総省によると、今年の演習は米軍から約1万1500人、韓国軍から29万人あまりが参加し、例年通りの規模や範囲、期間で実施される。

https://www.cnn.co.jp/world/35116425.html