デフレの勝ち組ともてはやされたカジュアル衣料大手しまむらが低迷している。ファーストリテイリングの「ユニクロ」が機能性商品で
売り上げを伸ばすなか、しまむらは既存店販売が6カ月連続で前年割れ。商品開発や売り場改革も裏目に出ている。
日経MJが実施した消費者アンケートでは両ブランドに抱くイメージの違いは歴然。どこで差がついてしまったのか。
■「安い」けれども「安っぽい」
主力業態「ファッションセンターしまむら」の2月の既存店売上高は前年比3.8%減。今冬は記録的な寒さで競合勢は単価の
高いコート類の売り上げが伸びたが、しまむらは2017年9月以降6カ月連続で前年割れ。18年2月期通期では
前の期比3%減と4年ぶりのマイナスとなった。
しまむらは「安っぽい」が27.6%。「ださい」もユニクロを上回った。安さは魅力だがかっこ悪い。そんな消費者の思いが透ける。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28118590U8A310C1H11A00/
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