飲食店に入ると、「卵焼き」とメニューに書いているお店もあれば、「玉子焼き」のお店もある。とくに違いはなく、好きなほうを使ったらいい…と思っている人もいるのでは。

しかし、全ての言葉には、それぞれの意味があるのだ。意外と知られていない、食べ物に関する豆知識を4つ紹介しよう。
@「卵」と「玉子」

生物学的な意味をもつのが「卵」で、魚や虫などの卵はこちらの漢字を使う。それに対して、調理されたものや、食材に使用されるものは「玉子」とのこと。

しかし、「卵かけごはん」のような表記もあり、明確な基準は決まっていないそう。

A「和牛」と「国産牛」

黒毛和牛・褐毛和牛・日本短角牛・無角和種の4種類と、その4種類の交雑種のみが「和牛」と呼ばれる。「国産牛」は和牛以外の日本で肥育された牛のこと。

ちなみに、外国産や輸入牛であっても、3ヶ月以上国内で肥育されると国産牛になる。

B「おにぎり」と「おむすび」

東日本では「おにぎり」、西日本では「おむすび」とされることが多いが、辞書に載っている意味としてはどちらも「にぎりめし」。

一般社団法人おにぎり協会によれば、地域や家庭、個人レベルの違いとのこと。

C「パスタ」と「スパゲッティ」

「パスタ」は、小麦粉などの穀類の粉を練った麺や生地の総称のこと。ペンネ・マカロニ・ニョッキなどは、全て「パスタ」なのだ。

「スパゲティ」も、パスタの中の1種。ちなみに、直径が2mm前後の細い麺のことをいう。
https://sirabee.com/2018/03/15/20161531101/