財務省は6日午前の参院予算委員会理事会で、学校法人「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書が書き換えられたとされる疑惑について調査状況を説明した。
大阪地検の捜査が進んでいることを理由に「すべての文書を直ちに確認できない」と述べ、決裁文書の原本の有無を回答しなかった。

 野党は納得せず、午前9時を予定していた参院予算委は開かれていない。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180306-00000018-mai-pol

 財務省は参院予算委理事会で、「調査の状況の報告」と題した文書を提出した。
文書は「全省を挙げて、文書の確認、職員への聞き取りなど調査を進めていきたい」としているが、文書の有無については「多くの文書の確認が必要となるが、捜査の対象となっている」と説明。
職員への聞き取りについても、「捜査当局による事情聴取との関係に留意し、行う必要がある」とした。

 また、財務省は文書について理事会で「大阪地検にある」「文書は提出した」「任意か強制かは言えない」などと説明した。
野党筆頭理事を務める民進党の川合孝典氏は6日、記者団に「(現状のままでは)捜査の結果が得られるまで何も動きが取れないということになる。
時間稼ぎをしようとしているのは明らかだ」と批判した。

https://www.asahi.com/articles/ASL362QJML36UTFK003.html